最初に言っておきたいのだけど、
私はサラリーマンや組織を否定したいわけじゃありません。

でも、会社に身を委ねすぎると、
骨の髄までエネルギーを吸われてしまうよ。ということを言いたい。

私は仕事のしすぎで子宮頸がん軽度異形成になりました。
今、自分の身体にムチ打って働いている人へ伝えたいこと。つらつらと、伝えます。

一生懸命働いた。だけど、誰も認めてくれなかった。

ちょうど3年前くらい、私は転職してベンチャー企業の新規事業立ち上げに
携わりました。まだ名もなき会社。0からのスタート。利益だってもちろんない。
社員はたったの5人。その中で大きなお金を動かしていかなければいけない。

鳴り止まない電話。
お昼もとれなくて、電話が落ち着いて外に出れるのはいつも15時過ぎ。
お客様は輪をかけて増えていく。だけど実務をする人は増えない。

ミスが見つかったら、日をまたぐ前にデータベースを修正する。
はじめてのデスクワーク、はじめてのコールセンター、はじめての顧客管理システム。
もちろんわからない事しかないので、いちいち人に聞く。
でも周りもわからないから、結局自分で調べたり、お客様窓口みたいなところに電話して聞く。

無機質なメロディが受話器からこだまする。

やっぱり、めちゃめちゃ待たされる。

そんな感じなので、作業スピードはめちゃめちゃ遅い。

とにかく働いた。わからないけど、わからないなりにやった。
今は私しかいない。やるしかない。やりきるしかない。

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そんな感じで帰るのはいつも20時過ぎ。ひどい時は終電。

一生懸命働いた。

食らいついた。

そんな言葉が似つかわしいと思った。

でも、自分の会社ではそれが当たり前のように見えた。
みんな同じくらい頑張ってる。辛いのは私だけじゃない。
だから私も耐えなきゃいけない。

一生懸命働くのは、当たり前なんだ。
そんな風に思った。

どんなに頑張っても、どんなに遅くまで働いても
誰も認めてくれなかった。
みんな同じように頑張ってる。遅くまで働いてる。

だけど、どこかで「こんなに頑張ってる私。褒めてほしい。」
そんな想いがはびこっていた。

でも、誰も認めてはくれなかった。

 

頑張りすぎたら、救急車で運ばれた

毎日増える顧客に対し、作業人数は増えない。
組織化出来ていない会社。
マニュアル化出来ていないルーチンワーク。
効率化出来ていないシステム。

毎日が手探り。

体力的にもそろそろ限界を迎えそうだった。

まぁ、当たり前だと思う。

行かなければ・・・
行かなければ・・・

会社のことが、いつも頭に浮かぶ。
重い身体を引きずって、会社に向かう。

今日は生理だった。
電車の中で生理痛がはじまった。
いつもに増して、強烈に痛かった。
腹痛と共に、めまいがした。
脳に広がっていくような耳鳴りがした。
視界にもやがかかり、目の前が見えづらくなる。

これは、もうすぐ歩けなくなるパターン。

やばい。もう、無理・・・・

 

 stomach ache

 

ひどくなる前に休まなきゃ。
もうひどいけど・・・

頑張って電車を降り、駅員さんに声をかけ、
事務室で休ませてもらった。
あまりの痛さに耐えきれず、吐いてしまった。

そしたら、駅員さんに半ば呆れ気味に
「もう救急車呼びますから」と言われてしまい、
救急車で近くの病院まで運ばれたのでした・・・

がん検診でまさかの「要精密検査」になる

病院についた頃には、腹痛やめまい、耳鳴りは落ち着いていた。

どうせいつもの生理痛、お決まりのロキソニン処方で終わりだ。
そう思っていた。

「一応、がん検診もしときますか」

そんな医師の軽い一声に、疲れきっていた私は
「あぁ、じゃぁ一応」なんて、答えていたと思う。

その時はまさか自分に、がん検診の陽性反応が出るなんて思わなかった。

でも事実、診査結果は「要精密検査」だった。

愕然とした。

淡々と説明される、病状告知。
当時実際にもらった説明書きがこちら。

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心臓がドキドキして、どうなるかと思った。
医師は「大丈夫ですよ、軽度異形成なら体調でなったりしますから。
そんなに心配しないでくださいね。」と言った。

そんな言葉、信じられるわけがなかった。
どうしようもない不安に襲われた。
自分が自分で、恐くなった。

どうしよう。どうしよう。

何が原因だろう?最近なにがあったっけ。
自分の最近の過去の出来事を、脳内で必死に辿っていった。

どう考えても、仕事で自分を酷使していた事しか、思い浮かばなかった。

当時の私のブログ記事はこちら↓
【頸がん中度異形成の発覚】治すのは薬でも手術でもない。自分だ。

会社は、何があっても同じように回っていく。

病院での診察をおえて、会社に向かった。
会社は、いつもと同じ景色をしていた。
私は全てを悟った。
会社は、仕事は、ここの空気は、
私がどんな状態になろうとも、いつもと同じように流れていく。

どれだけ私が頑張って身体を酷使して、救急車で運ばれたとしても
ここでは何事もなかったかのように日常が過ぎていくんだ。

これが、現実なんだ。
わたしがどうなろうとも、会社にとっては何も変わらない毎日が流れる。

だとしたら、
私が今まで会社に身を捧げていたのは、いったい何だったのだろう?

そう思った。
会社は自分を守ってなんかくれない。
守れるのは自分だけだ。

これからは、自分の身体は自分で守ろう。
私を守れるのは、私しかいない。

そう心に強く決めて、
わたしは頑張らないことを頑張るように意識して、
仕事をするようにしたのでした。

まとめ

会社は私たちが思っているほど、私たちの事を見ていないかもしれません。
もしこれを読むあなたが会社のせいで病気になっても、
会社はいつもと同じように回り、動き、日常を描くのです。

身を粉にして頑張るのが美徳じゃない。

だから、どうか自分の身体を会社に預けすぎないで欲しい。
身体は資本。身体がすべて。
あなたがストレスで心の病気になっても、不正出血をしても、
生理が止まっても。会社は何もしてくれない。

働き過ぎなのに、それでも「休めない。行かなきゃ」って思ってる人は
どうか病気になる前に休む勇気を。
今まで死ぬ程頑張って来た自分を褒め、自分をゆるめる勇気を。
人に頼る勇気を。もってほしいと思います。