アトピーと子宮に生きる わたしを生きるカウンセラーの魚谷です。
先日お子さんのアトピーに悩む方から質問を頂きました。

今やアトピー性皮膚炎は、国民の7~15%が罹患している国民病と言われています。
成人だけでなく、お子さんのアトピーに悩まれてる方もたくさんいらっしゃりますよね。
今日は厚生労働省のデータや、日本皮膚科学会のアトピー治療ガイドラインを見ながら、アトピー治療を再確認しながら、頂いた質問に答えていきたいと思います。

アレルギーを持つ人が年々増えている

最近、重症のアトピーで辛そうな人を街中で見る頻度が徐々に増えてきたなと思います。
アトピーやアレルギーは昔からあった病気ですが、どうやらデータ上にも変化が起きているようです。

スクリーンショット 2017-01-14 3.06.52       (引用データ:厚生労働省 健康局 がん・疾病対策課 アレルギー疾患の現状等

データで見てもわかるように、アレルギー疾患で病院を訪れる人は年々増えています。
また、全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患していることを示しており、アレルギー患者が急速に増加しています。 (出典:リウマチ・アレルギー対策委員会報告書(平成23年))

2016年の患者調査では、アトピー患者の年齢別割合は、総患者数(推計)456千人のうち、0〜19歳が36%、20歳〜44歳が44%と若干成人の方が多い割合となっています。

スクリーンショット 2017-01-14 3.21.45

人口の2人に1人がアレルギー疾患に罹患していて、それは年々増加傾向にある。
(出典:リウマチ・アレルギー対策委員会報告書(平成23年))
アトピーで言うと生後4ヶ月〜30歳代で約1割の人にその症状が認められる。
(アトピー性皮膚炎治 療ガイドライン2008)

これって結構大変な事です。
全人口の2人に1人は、何らかのアレルギー・アトピーを持ってるんですよ!
これは、早々に対策しないといけないですね。
国の対策としては、「平成28年夏頃 アレルギー疾患対策基本指針告示→ 基本指針に基づき、関係省庁等において必要な施策を実施していく 」と書いてあったのですが、その施策についての資料は、残念ながら見当たりませんでした。

ではここで、アトピーの治療は一体どんなことをするのか一度確認してみましょう。

アトピーの標準治療は3つ

アトピー性皮膚炎は、科学的な根拠に基づいて有効性が明らかな標準治療で、
症状のない皮膚、快適な生活をめざせます。
アトピー性皮膚炎の標準的な治療では、次の「3本柱」に取り組むことが大切です。

丁寧なスキンケアで清潔な皮膚、肌の潤いを保ちます。

皮膚の炎症を抑えるために外用薬による薬物治療を行います。

症状を悪化させる因子を探し、身の回りからできるだけ除きます。

この3本柱でアトピーの治療は進んでいきます。

スキンケア(入浴と保湿)

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スキンケアの基本は、清潔な皮膚を保つ事、皮膚の潤いを保つ事にあります 。アトピー性皮膚炎の肌は、皮膚の保護(バリア)機能が弱まっているので、菌が繁殖しないように皮膚を清潔にしつつ、保湿をして水分を保つことが大切です。

・皮膚の乾燥を防ぐ保湿剤によるスキンケア
皮膚バリア機能を補完して刺激やアレルゲンの侵入を防ぎ、アトピー性皮膚炎の発症や悪化を予防しましょう。

・シャワーや入浴などのスキンケア
皮膚の汚れや汗・細菌などによる悪化要因を減らしましょう。 家庭・学校・職場などの室内環境を適切な温度・湿度に保つ事が大切です。

薬物治療

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アトピー性皮膚炎の炎症を抑える薬物療法では、科学的に有効性が確認されているステロイドやタクロリムス外用薬(塗り薬)を使います 。

・ステロイド外用剤
優れた抗炎症作用を持ち、アトピー性皮膚炎の治療において最も重要な薬剤です。長期的に使用すると皮膚が萎縮し、使用量や使用分布を間違えると重大な副作用に繋がる恐れがあり、注意が必要です。

・タクロリムス軟膏
中等度の抗炎症作用がある非ステロイド軟膏。
ステロイドのような副作用はないと言われているが、使用時に刺激感を感じる事が多いです。

悪化因子探しと対策

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アトピー性皮膚炎は、生活の中や身の回りに症状を悪化させる因子があります。悪化因子は、患者さんの年齢や体質によって異なりますが、食物や汗・乾燥・石鹸・洗剤・ダニ・ホコリ・細菌・真菌などがあります。

なぜアトピーは良くならない?

アトピーの治療は上記3つを軸にして成り立っており、
基本はこれをしっかりやる事でアトピーは改善していくと
アトピー性皮膚炎治療ガイドラインに書いてあります。

でも、何故これほどまでにアトピーが改善しない人が多いのだろうか・・・。

アトピー経験者の私が何件も皮膚科に通って、医者を見てきて感じたのは、
この3本柱をしっかり教えてくれた医者はまず居なかったということ。
なんていうか、顔に「お手上げです」「もうこれ以上何も出来ません」
って書いてあるんですよ。

もしかしたら、私がたまたま良い医者に出会えなかっただけかもしれませんね。
でも特に皮膚科医などの内科医に思うのは
薬を出すのが仕事になってるんじゃないかってこと。
患者と向き合わずして、症状だけ見て、じゃぁこれ出しときますからって。
それで、アトピーの何を診た、と言えるのだろうか。
スキンケアや悪化因子探しの助言の一つでもしてくれれば良いのにな、と思います。

そしてその問診を受けた患者は「薬を塗ってれば何とかなるだろう」
勘違いをするんじゃないんでしょうか。
治療の3本柱なんて、もちろん誰も教えてはくれません。

そんな患者と医者の間に、間違った認識と分かり合えない心の距離が生まれて、
そこからステロイド依存や薬の副作用で苦しむ人が出てきて
アトピーの迷宮入りが完成してしまうんじゃないかと感じています。

今アトピーで悩む人がすべき対策とは

アトピーを改善するのは3本柱。
スキンケアと薬物療法と悪化因子の除去。
なので、薬だけに頼るのは不十分だという事がわかりましたね。

ここでアトピーに悩む人が今すべき対策は、
一番は悪化因子の除去!!だと私は思います。

だってこれがわかれば、悪化しないわけですもんね。
自分がどんなものに反応して、どんな状態であれば良い状態を保てるのか。
それを知る必要があります。
でもそれを知るのが一番難しかったりするんですけどね。
一つ一つ確認していくのが良いです。

ちなみに私はストレスがかかるとめちゃめちゃ悪化しました。
アトピーって心理的な部分もかなり大きいかと思います。

スキンケアももちろん肌を育てるのにはとても大事ですよ。
あと、お伝えしておきたいのは
薬物療法は、完治ではなく維持、または炎症を抑えてるだけ
と思っていてほしいです。

えっと取りまとめがうまくないのですが、
もう書くのが疲れてきたので(笑)今日はこの辺にしたいと思います。

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